両ひざの軟骨がすり減り、正座が出来ない、歩いてもひざに痛みが出る、階段が不自由、全身のコリ有り



両ひざの軟骨がすり減り、正座が出来ない、歩いてもひざに痛みが出る、階段が不自由、全身のコリ有り。

70歳の男性、何年も前から正座が出来なくて、整形外科の検査では、軟骨がすり減り、これ以上の回復は無理と診断されているとのこと。

全身にコリがあり、年齢的にも疲れやすいとのことです。

これらの症状を治すとなると本当の原因を調べなければ治せる、治せないの判断は出来ません。
なので今の自分が信じられる方法で、しっかりした検査をし、病院での検査結果に惑わされることなく、患者さんの身体の声を聴き、原因となるものを教えていただかなければ治療も出来ません。

そんな検査を実施した結果

・このひざの症状、痛みは、この人が作り出しているのですか?⇒NO
・そうすればこの症状は何らかの信号、示唆ですか?⇒YES
・その信号、示唆は本人に対して?⇒YES
・この信号、示唆は家族に⇒NO
・信号の意味は?⇒奥様の話を聞き、会話をもっとしなさい
・一般的な人の例として、どれくらいの時間の会話が?⇒20分/1日
・この方はどれくらいの時間、会話していますか?⇒2分程度

同席されていた奥様にお聞きすると「仕事が忙しいのかもしれませんが、ほとんど話を聞いてくれません」
「だから、この人には相談や話しかけることは無理なので、ほとんどのことは一人で処理しなければ・・・。」
そんな風に思い40年以上「こんなものだと考え、大抵のことは一人で処理してきました」

この患者さんには、そんな奥さんのお話をもう少し聞き、会話をしていただきたいと、私からのアドバイスとして話させていただきました。

古い考えの男には、
「仕事さえしていれば、家庭は奥様に任せておけばよい」
「奥様からの、というか? 女性からの話は結論を求めているのではなく、ただ、単に話を聞いてくれるだけで良い。」
「うなずいて、フン、フンと合い鎚を打ってくれるだけで良い」
「結論を聞いているのではない」

こんなことを聞いても、
男性にとっては「正論、結論を言えばそれでよい」としか考えが浮かばないのです。
女性側として「結論なんか求めているのではない! ただ、話を聞いてほしい!」

主人側は
「話をして、聞いてきているのだから結論を話すのは当たり前」
「結論や答えの要らない話なんて、しているだけ時間の無駄」
って考えが大半なんですね。

そこにギャップがあって、夫婦間の会話が成り立たない。
これが熟年夫婦の問題の根幹と思います。


ま~、そんな検査をして判明した答えは
・軟骨は年相応にすり減ってはいますが、痛みの原因の1%にもなっていない。
・原因は軟骨ではない。
・奥様の話を聞いていないことが原因の100%
・そのことを理解し、改善しようと思った瞬間に両膝の痛みは消える!

さて、両ひざを曲げて
・来院時、お尻までの角度は90度弱
・検査後。治療はまったくしていない状態でお尻までの角度は30度弱

残りは大腿四頭筋、大腿直筋ー太ももの前の筋肉をストレッチすればお尻に踵は着くと検査結果が出ました。

ここまで全く検査以外に身体を触ることもなく、何ら無用な圧もかけていません。

それでもひざを曲げられて、ひざに痛みは出ていません。皆無です!


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